特別企画

特別企画

第3日 9月19日(土)12:00-12:20

小松慶太氏

演者:
小松 慶太 氏
(内閣官房 健康・医療戦略室 主査 (併) 内閣府,経済産業省)

演題名:
多種多様な情報が紐付いた大規模医療データベース
~次世代医療基盤法によって何が可能となったか~

座長:
湯浅 哲也(山形大学)

[抄録]
医療分野の研究開発においてもビッグデータが活用されるようになって久しいが,これまで画像・検査値・診断名等の多種多様な情報を時系列で紐付けたデータベースを構築することは困難であり,利用者が限定されていることも多かった. そこで,2018年,医療分野の研究開発に資するための匿名加工医療情報に関する法律(通称「次世代医療基盤法」)が施行され,時代の要請に応えたデータベースを整備するための環境が整えられた.
昨年から今年にかけて,データベース整備の主体となる法人が複数認定され,近く,利用が開始される見込みとなった.
当該データベースがこれまでのものとどう違うのか,何が可能となったか,今後の展望も含めて明らかにする.

[略歴]
2012年 東京大学理学部卒業. 2014年 同大学大学院情報生命科学専攻修了(修士). 2014年 経済産業省入省. 2019年より,内閣官房 健康・医療戦略室 主査(現職). 情報処理安全確保支援士.